当会の呼びかけで、旧規格製品の存続とその利用の継続のために、全国から22174筆の署名が集まりました。全国の当事者の不安に耳を傾けていただいた7名の衆議院議員が経腸栄養コネクタ議員連盟(座長:根本匠衆議院議員)を発足してくださり、2021年4月末日に議員連盟を介して、衆議院に署名簿を提出し、副厚労大臣に私たちの請願書を提出しました。
署名が生かされ、多くの方々のご協力とご尽力により、厚労省から
「一部のケースでは、旧規格製品の使用を容認する」と通知され、
条件はありますが、私達の要望が認められることになりました。
この通知結果を受け、これまでの経験を踏まえつつ、共により良い介護生活を送るために、皆さんと情報を交換し合い、助け合いながら進んで参りましょう。
これから当会の活動を通して、皆さんと共に次のことをしていければと願っています。
1. ミキサー食で家族と同じ食事を摂ることで、生活の質が豊かになることを多くの方に知って頂きたいです。
2. より簡単で美味しく、栄養素が摂れるミキサー食の方法を、共有していきましょう。
3. 重症心身障害児者の健康と共に、介護者の手指を守り、介護を続けていける方法を共有していきましょう。
4. ミキサー食注入をする上で、重症心身障害児者と介護者にとって、より機能的で負担が少ない用具などの開発を願いつつ、アイデアや情報を共有していきましょう。