ご家庭ではいろんな工夫をして、それぞれのミキサー食を作っています。そんな素敵で個性あふれる【わが家のミキサー食】をインタビュー形式でご紹介します。

☆ミキサー食注入の具体的な方法を教えてください。どんな用具を使っていますか?
手軽に使えるハンドミキサーを使っています。ご飯を注入していた時は、ワット数が高く馬力のあるミキサーが必要でしたが、お口からご飯を食べていることとスープやみそ汁などの水分量によってミキサーを回し易くなりました。
☆滑らかにしたりお粥状やペースト状にする必要がないので、酵素剤やトロミ剤などの補助剤を使わなくても大丈夫なのですね。
今現在はそのとおりです。ただ、胃瘻チューブとシリンジの支給が新規格に切り替わり旧規格製品が入手できなくなってしまった時は、途方にくれました。手押しの辛さやねじ回しの頻繁さによって腱鞘炎を起こし、大変辛い時期もありました。変換コネクタを使ってねじなし旧規格シリンジを使用していました。
☆どうやって改善したのでしょうか?
胃ろうチューブを大口径・大流用設計のラージボア1に変更したことで、徐々に改善していきました。1食に付き400~500キロカロリーは摂る子どもなのですが、注入量と経口量がバランスよく摂れるようになったと感じています。本人の満足度が上がり、経口摂取量が増えていきました。補助剤なしで注入できますし、介護者の負担も軽減されました。親子共々、食事を楽しむことができ本当に感謝です。
☆最後に皆さんにお伝えしたいことがありますか?
嬉しいお知らせがあります。小さな女の子を持つお母さんに、ミキサー食注入のお手伝いができたのです。
・・次回に続く