【わが家のミキサー食】第2回 ④

  ご家庭ではいろんな工夫をして、それぞれのミキサー食を作っています。そんな素敵で個性あふれる【わが家のミキサー食】をご紹介します。

写真①

写真②

写真③

写真④

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(今回は、26歳になる娘さんのお母さんからの寄稿で、「旅行編」です。)

 

 コロナが第5類になり、泊りがけの旅行に出かけてみたいと思い、車いすでも宿泊できるホテルを探しました。バリアフリーとホームページにも記載されているホテルは増えましたが、ホテルで出される食事にはまだまだバリアフリー化されていないと感じます。刻み食やミキサー食を提供するホテルは数えるほどです。

 

 出された食事を自分でミキサー食にして娘にあげたいと思いホテルに電話してミキサーを回すことが出来るか尋ねると断られるホテルは少なくありません。車いすでの宿泊は可能なのに、ミキサーを回す了承をお願いした途端断られました。ミキサーは娘にとっての口です。口で噛み飲み込むことが出来ないためミキサー食にして胃ろうから注入しているのですが、なかなか理解されないことが虚しいです。

 

 しかし、そのようなホテルばかりではありません。事情を説明したら夕食時に本来は個室には別料金を請求するのですが、無料で個室を用意してくれたり、朝食バイキングにはコンセントが使える席を用意してくれて「遠慮なくミキサーを回してください」と声をかけてくれたりと理解があるホテルもありました。

 

⭐写真① 今回は夏休みに宿泊したホテルでの食事を紹介します。山梨の有名な観光地のホテルですが、何年も前からホームページでも展開食(ミキサー食)の提供を掲載しています。今回は夕食、朝食ビュッフェのミキサー食をお願いしました。チェックインの時に確認してミキサーを回す許可もいただいていたので、ビタントニオコードレスマイボトルブレンダーを持参しました。

 

⭐写真② コードレスなので、どこでも回すことが出来ます。外出した時、フードコートで娘の大好きな麺類をその場でミキサー食にする目的で購入しました。当日の夕食ビュッフェのメニューから6品とお粥が出されました。

 

⭐写真③ ハンバーグや魚の煮物、野菜などです。肉好きな娘のためにビーフシチューと和牛のステーキとお粥をベースにしてミキサー食にして追加で注入しました。

 

⭐写真④ 娘の目の前で作り、注入するととても喜んでいました。また、デザートも好きなものを選んでもらいミキサー食にしてあげました。

 

⭐写真⑤ 食べ過ぎてお腹がいっぱいになった娘は興奮したのかその夜は眠れませんでした。次の日の朝も朝食ビュッフェのメニューから6品とお粥が出ました。デザートだけはその場でミキサー食にしてあげました。

 

 外出や旅行の楽しみは景色や施設だけではありません。そこでしか食べられない料理を味わえるのも外出や旅行の醍醐味です。多くの人に嚥下障害を持つ者にとってのミキサー食の意味をご理解いただき、どこでも気兼ねなくミキサー食を作ることができて、食べることができる、食のバリアフリー化が進んでくれることを願います。

 

 

 

(インタビューアーから)

 

 「旅行編」の貴重な体験をシェアしていただきありがとうございました。

 家族で一緒に泊まる旅行は、心躍る楽しい大切なひと時ですね。中でも普段食べられない美味しい食事があれば、最高の思い出になります。そのためにお母さんが下調べをして、宿泊先に電話をかけ、ミキサーで加工することが可能なのかもその都度確認されていることは、本当に大事な準備ですね!

 そのおかげで、素晴らしい宿泊先との出会いがあり、自慢の料理をミキサー食として注入ができたのですね!同じご馳走を家族皆んなで食することができれば、本当に至福の時間になり「旅行に行って良かった!」と思えますね。ペンションやバンガローなどで自炊をするのも素敵で楽しいですが、この様に旅館やホテルで過ごせれば、お母さんも家族も皆んな一緒にくつろぐことができますね。楽しい思い出は、家族の宝物ですね。ありがとうございました。