【クリスマスに寄せて】

  クリスマスに寄せて、素晴らしい書籍のご紹介をさせていただきます。

 私は、産後間もなく小児科医から「お子さんは脳性麻痺です。障害は多くにわたります。」と宣告を受けました。その衝撃はとても大きく大変辛いものでした。当時の40年ほど前にはネットで調べるという環境はなかったので、手元の育児の百科をくまなく読んだり、病院の近くにある本屋に飛び込んで医学書の「脳性麻痺」「てんかん」など病名を探して読みました。専門用語が多く難しくわからないことだらけで不安だけが残った記憶があります。

 もしその時にこの書籍、「食と栄養ケア 実践ガイド」があったらどんなに助けられたかと思います。1冊にまとめられたこの書籍を持って小児科医や栄養士に助けを求めることができると思います。

 

 昨今、人の生命維持、健康維持に大切なことは、「食事からの栄養摂取、適切な睡眠、日常的な運動」だと繰り返し叫ばれております。重症心身障害児者といっても、一人一人病態も障害の出方も違いますが、とても個性的でオンリーワンの子どもに必要な助けが必ずあることを、この書籍は感じさせてくれます。40人ほどの医療者の方々が重症心身障害児者とその医療に関わる方々のために情熱を持って執筆してくださった臨床からのエビデンス満載です。

 

「神経のネットワークの拡がりで脳は成長します。」と、当事の小児科医は話し勇気づけてくれました。

神経のネットワーク構築には、「笑いの治癒力が有効だ」と聞いたことがあります。

美味しい食事を食べると思わず笑みがこぼれます。そして小さな変化が生まれることを経験し、かけがえのない大切な存在である子どもが素晴らしい世界の宝だと感じることができます!

 

その書籍は、下記のものです。

 重症心身障害児者・医療的ケア児者の「食と栄養ケア 実践ガイド」

 企画 口分田政夫医師 (びわこ学園医療福祉センター草津施設長 日本重症心身障害学会理事長)

 「臨床栄養」臨時増刊9月号 2025 Vol.147 No.4 医歯薬出版株式会社

 

Amazon (クリックすると紹介ページが開きます)で購入することができます。

障害児者のご家族の方々、関わってくださっている医療者や養護施設の方々、一度手に取って購読してくだされば幸いです。